主の山に備えあり 石田順子姉
私が紹介された教会に初めて出席したのは20歳になる時でした。
三軒長屋のひとつで、小さく質素という印象でしたが、感謝な事に、牧師先生始め兄弟姉妹の皆さんは、私をあたたかく迎えて下さり、初めてとは言えない親しみを感じ、祝福されたことが思い出されます。
そして神さまは、すでに奇跡を備えてくださっていたのです。九州出身の私でしたが、牧師先生が、私が通っていた中学校のすぐそばの出身の方だったのです。
都会でこんな出会いがあるのかと、驚きと感動と喜びの一瞬でした。
何も知らない私の信仰生活は、神さまの愛とご計画の中で始まり、牧師先生たちの導きに支えられたものでした。
『信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。』(へブル12:2)
クリスチャンの道を歩もうと決心した私に、先生はこの御言葉を下さいました。
その牧師先生はもう天に召されましたが、御言葉に励まされ、執り成しのお祈りの中で助けられ、弱い私を強めてくれる大きな力でした。
長い信仰生活の中、今も信仰が守られている事を、心から感謝しています。
「聖書は神様が愛なるお方であり、私達を愛して下さっている。」
私は、神さまに愛されていると自覚する者へと変えられていきました。
その愛は、私のために、イエス様が十字架の上で、いのちを犠牲にすることを通し現わされた愛でした。
そして三日後に復活されたイエス様は、いろいろな形での救いの喜びを、今も生活の中で体験させて下さっています。
こんな素晴らしい神さまの愛を受けて、これからも聖書の御言葉に導かれながら、イエス様の信仰から目を離さないで、天国に至るまで、導かれて生きていけたら幸いと思っています。


